大阪で帽子の修理とオリジナル帽子のネット販売を手掛けるAsh(アッシュ)様。 帽子の製作・販売のみならず、修理、リメイク、オーダーメイドの製作まで、幅広く展開されている同社の森山社長に、ベレー帽、ストールキャップに次ぐ第二弾として、ミライフ®を使ったハンチングの試作をお願いしました。

1.ハンチング: ミライフ®を接着芯に利用する

試作品の第3号は、ミライフ®を帽子の裏地である接着芯として使用したものです。

どういう意図で制作されたか、お聞きしました。

ハンチング裏地

ハンチング裏地(布面)

ハンチング裏地

ハンチング裏地(アメコミ風)

ハンチング裏地

ハンチング裏地(アメコミ風)

 

<帽子の裏地は遊び心がいっぱい。 プリントされたミライフ®を裏地として使ってみる>

―接着芯とは何でしょうか-

帽子を制作する際、帽子の形状を保つための芯となるもので、帽子の裏地側に使われます。 接着材等で表地の裏側に貼り合せて使用されるものです。

―ミライフ®を接着芯に使用するという発想はどこから生まれたのでしょうか-

接着芯には不織布が使われます。 まず、その代替に使えないかと考えました。 また、ミライフ®には綺麗にプリントができるので、別注オリジナルの裏地を作れないか、とても興味がありました。

 

-どのようにミライフ®を接着芯にしたのでしょうか-

通常は不織布に糊がついたものを使いますが、今回は接着シートを、ミライフ®と裏地の間に入れて試作しました。

 

-使用された感想を教えて下さい-

接着シートを挟んで、ミライフ®と裏地を貼り合せるのが、とても不便でした。 ミライフ®に糊が直接付いているものがあれば便利だと感じました。

ミライフ®にプリントができるところは魅力です。 オリジナルのプリントが施された裏地のある帽子。 いいと思いませんか?

 

2.ハンチング: ミライフ®のプリント性の良さ

次に、アメコミ風のプリントを施されたミライフ®をハンチングの表側に使い、曲線が多く角の少ないパターンのハンチングを試作して頂きました。

試作品の第四号が完成です。 感想をお聞きしました。

ハンチング表地(前)

ハンチング表地(前)

ハンチング表地(後ろ)

ハンチング表地(後ろ)

ハンチング表地(アメコミ風)

 

<形が崩れない/伸びないミライフ®は、曲線の形状には適さないが、角の多い形状に適している>

―今回のミライフ®のハンチングのコンセプトは何ですか-

ミライフ®は、とても綺麗にプリントができるので、その特性を活かしたいと思いました。

また、伸縮性に乏しいミライフ®で、曲線が多く角の少ないハンチングを制作するとどうなるかと思い、ミライフ®を表側にしたハンチングを試作しました。

 

―加工性はいかがでしたかー

プリントによりミライフ®に変化が生じたのか、前回の試作品(ベレー帽、ストールキャップ)に比較して、縫製し易いという印象を持ちました。 ただ、縫い直しをすると針穴が開きやすいことは、前回の試作と変わりませんでした。

また、ミライフ®では、帽子の持つ曲線を出すことがとても難しかったです。 今回の試作とは逆に、曲線の少ない、角がしっかり出るデザインに適していると感じました。

一方、従来から使われている布生地は、容易に丸みを出すことができます。 したがって、伸縮しないミライフ®を帽子に使うならば、柔軟性が必要な表面ではなく、張りを求める裏地の方が適しています。

 

-かぶり心地はいかがでしょう-

やはり、布生地と比較して、かぶりにくいという印象です。 帽子の形状を決める表側には、ミライフ®は不向きだと思いました。 かぶった感触からも、裏地に向いています。

 

Ash森山社長、どうもありがとうございました。 今回も、試行錯誤の試作をお願いしてしまいました。 ご意見は、今後の開発の参考にさせて頂きます。

 

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